HCOC一言  
    

2002年8月



今月のHCOC一言


8月1日(木)8月8日(木)


夏だからであろうか、最近テレビで、心霊関係の番組が多い。


川本くんひろ☆さんみたいにしょっちゅう霊が見えるのであれば、

多少のことではビビらないのかもしれないが、

生まれてこの方、霊的恐怖体験が一度もない私としては、

毎回「怖い怖い!」とビビりながらも、ついつい興味本位で見てしまうのだ。





今まで一度も霊的恐怖体験をしたことがないのには訳がある。



もちろん、"霊感がない"というのが最も大きい要因には違いないのだろうが、

なんというか、ある意味、努力しているのである。

恐怖体験をしないような努力をしているのである。





それは、















上を向いて寝ないことである。










今、鼻で笑った人は無視することにして説明しよう。



私がまだ幼い頃の心霊番組といえば、言わずと知れた「あなたの知らない世界」。

心霊写真や心霊ビデオ、除霊などの多彩な心霊現象を紹介する現在の番組とは違い、

主に視聴者から寄せられた心霊体験を再現するという、至ってシンプルな番組であった。


大抵の恐怖体験者は、深夜2時ごろ、布団で寝ているときに金縛りにあう。

そして辛うじて開けることのできた両目で見たものは、

枕元に恨めしそうにたたずむ、老婆なり落武者である。


このとき恐怖体験者は、

ほぼ例外なく上を向いて丸太のように一直線になって寝ていたのである。





怖くて便所にも行けなかった私は、子供心に思った、そして確信した。





















以来私は、その自ら決めた戒律を守り続け、

今ではもはや癖のようになってしまい、

横向きに丸まってでないと眠れないようにまでなってしまった。


しかし間違いなくその努力のおかげで、

今だに霊的恐怖体験をせずに済んでいるのである。























しかしながら、横向きに丸まっただけでは不安な夜もたまにはある。

どうしても何か得体の知れない存在を身近に感じる夜、

さらにもう一つの努力が身を結ぶこととなる。





それは、















寝ながら股間をまさぐることである。










説明しよう。



老婆の霊だって落武者の霊だって、結局は人間である。

どこの人間が、

横向きに丸まって股間をゴソゴソまさぐっている野郎にちょっかいを出そうと思うだろうか。

私が霊なら、まずしない。


今ではこれも癖のようになってしまい、

股間をまさぐらないと眠れないようにまでなってしまった。


しかし間違いなくその二つの努力のおかげで、

今だに霊的恐怖体験をせずに済んでいるのである。










怖くて眠れない夜が続くあなた、ぜひお試しアレ。

















  ただし、

  一泊ツーリングや同好会のイベントなどで、

  皆と夜を共にしたときにまでもそんな努力をしていると、

  霊だけでなく周りで寝ている人達からも相手にされなくなる可能性があるので、

  効果は紙一重である(経験者談)




8月9日(金)


今日はHCOC定期ミーティング。


大抵そうであるが、

今日の私はチィーとばかし忙しい。

月末の美瑛ツーリングの詳細を決めなければならないし、

9月14日(土)に開催される十勝同好会のイベントの打ち合わせもしなければならない。

PM9:00からPM11:00まで、今日はびっちりミーティングである。










【PM8:00】


というわけで、いつもより早めに駐車場に向かい、

いつもより早めにキーを回し、いつもより早めにエンジンに命を吹き込む。


さすがにロッテリアに向かうにはチト早いなということで、

久方ぶりにボンネットなぞを開けてみる。


オイルをチェックし、アースの弛(たる)みを直し、

(●^o^●)さんにいただいた無限のラジエターキャップを指でなぞってみる。

ここんとこインテグラに乗る機会ばかりが多かったが、

やはり自分の車はたまらなくかわいい。










さてそろそろ出るかということで、ボンネットを閉め、

運転席に向かおうとしたそのとき、

フロントバンパーの下に、キラリと光るものを発見。





















いかにも車の部品って感じのスプリングである。



私のCIVICの大切な一部なのか、

はたまた駐車場のジャリの上にたまたま転がっていたよそ者なのかは知らないが、

これから運転しようかってこのときに、

まったく迷惑な野郎である。


不安で運転なぞできるわけがない。





もしこれが、私のCIVICの大切な一部であり、

なにかの拍子にポトリと落ちてしまったのだとすれば、

ミーティングに向かうまでの路中、

突然、ボンネットがバッカァーン!と全開してしまうかもしれない。


もしくは、ロッテリアに到着する手前の信号でブレーキを踏んだ瞬間、

フロントのライトがビョョォーン!と飛び出し、

私よりも一足先に到着してしまうかもしれない。



そう思うと、怖くて運転なぞできるわけがない。



近くに住む石田くん山崎さんに来てもらおうかとも考えたが、

時間的にも









(以下略)










というわけで、ミーティング、30分遅刻です。


8月10日(土)8月16日(金)


今年2002年は、私にとってちょいと特別な年だ。


10月で30歳を迎えるのだ。


「男は30から」

この言葉を頑(かたく)なに信じて、これからも人生がんばっていきたいと思う。










それはさておき、

HCOC北海道には、私と同じように今年で30歳を迎えられる方がとても多い。

知っているだけでも、

山崎さん 後藤さん ひろ☆さん 萬年さん 志賀さん

6人もいる。



そこで一つ疑問に思った。



他のメンバーの方々が自分より年上なのか年下なのか、ある程度は把握しているが、

それぞれのメンバー同士はどうなのだろう。


ミッチーは私よりもお兄さんで、

山崎さんは私と同い年で、

石田くんは私よりも小僧である。


ではミッチー大口さんの関係はどうなのか?

石田くんジュンくんの関係はどうなのか?


あるメンバーは相手にタメ口で話しかけ、

あるメンバーはそれに対して敬語で返答する。

それは自分と相手の年齢やその他の微妙な関係を、

少なからず意識しているということなのではなかろうか。





まぁ、仕事も性別も年齢もあまり関係のないこういったチームでは、

今まで私がそうであったように、大して気にすべき問題でもないのかもしれないが、

今後の誕生日関係の企画の構想などもあって、

いっそのこと全員に生年月日を教えていただくことにした。










 eメールにて


  【まき】

  みなさん、こんにちは。

  差し支えなければ、みなさんの生年月日を教えていただけないでしょうか?

  何卒よろしくお願いいたします。









  【某メンバー】

  198*年12月1日です。

  今年で二十歳ッス!






  【某メンバー】

  え? 生年月日? イヤァ〜ン!

  なんちって・・・。

  197*年8月17日です!






  【某メンバー】

  197*年3月20日です。

  見えないけど23歳ですよー!













皆さん、生年月日を教えて欲しいという問いに、快く返答してくださる。


ある人は年相応であり、ある人は結構若かったんだなと驚かされ、

ある人はやはり同年代だったのだと納得させられる。





さて、そろそろチームの平均年齢でも出してみようかと集計に取り掛かったとき、

遅れ馳せながらとばかりに、

あるメンバーからの返答メールが私の元に届いた。












  【志賀】

  志賀です、こんにちは。

  197*年1月1*日 高卒












HCOC北海道において、学歴は個人情報として全く必要ないし、

そもそも私は学歴までは聞いていない。


入会したてで、まだお会いしたこともない志賀さんが冗談で言ったとも思えないし、

これはいったい・・・。










!?












  【まき】

  みなさん、こんにちは。

  差し支えなければ、みなさんの生年月日を教えていただけないでしょうか?

  何卒よろしくお願いいたします。



↑ 学歴を教えてくれととったのか!?










後にお会いしたときに、携帯メールの文字制限のせいで、

「何卒(なにとぞ)」以降の内容が切れていたということが判明し、

ちょっとした笑い話で終わったのだが、


いくら後ろの内容が切れていたにせよ、

何卒だ、キミは?

なんて聞きゃぁしないことは容易に想像できるわけで、


始めにこのメールを受け取ったときは、

その素ネタの「おいしさ」にちょっと悔しさを覚えたものだ。


8月17日(土)8月18日(日)


ホイールをインチアップしてから問題が一つ増えた。


走行中、カーブや路面の高低などで車体が沈んだときに、

タイヤがタイヤハウスに接触し、

ガッキィーン!

というでかい音を立てて削れてしまうのだ。











しかも右リアのタイヤだけが・・・である。










これはタイヤにも車体にもよろしくないということで、

後部座席の右側に置いてあるジャッキ、ウマ、工具箱×2など、

全てのものを左側に置き直してみた。



「ドライバーは右側に乗るわけだし、マフラーも右出しで、

その上、重量のあるジャッキや工具箱などを後部座席の右側に置いてなどいたら、

そりゃぁ右側が沈みがちになるのは当たり前だ」



という判断の下での処置であった。





へたっているサスを換えたり、

ショックを固くしたりする金銭的余裕のない私にとっては、

出来ることから少しでも、という言わば苦肉の策であった。















ところが、

こんな他愛もない処置でも馬鹿にできないもので、

おかげで停車中でさえ右側が少し沈んで見えた車体も、

きちんと並行に見えるようになり、


右リアのタイヤだけが奏でていた

ガッキィーン!

という心臓に悪い耳障りな音も、


今では両方のタイヤからバランス良く聞こえるようになった










一件落着である(泣)


8月19日(月)


夏季休暇ってほどでもないが、休日を利用して彼女とキャンプに出かけようということに。


目的地は十勝、上士幌町。





こう見えても、キャンプにおいての男らしさには自信がある。

キャンプ雑誌を10冊以上も所有しているほどのキャンパーだ。


「オートキャンプ場完全マップ」、「男の料理」、「キャンプで役立つ豆知識」・・・etc。

これらの雑誌を常に身の回りに携えている限り、

今回ばかりは

いざってときに役に立たない

と人差し指を付きつけられて罵倒されることは有り得ない。










前日の夜は、運転中に流すCDを借りるため、

TSUTAYAに足を運び、新譜コーナーを入念にチェック。


後にその音楽を耳にしたときに、

ふと、思い出の旅行が頭に浮かんだりするということもあるし、

そういう意味も踏まえてのレンタルということで、

意外にもこのCD選びは、

キャンプにおいてかなり重要な準備作業の一つなのだ(「私のキャンプ体験記」談)。





家に帰り、早速借りてきたCDを全てMDにコピーする。

BBQコンロもテントも洗っておいたし、これで準備は万端である。

あとは明日の朝、荷物を積み込み、思い出になるであろうMDをセットし、

CIVICの隣に彼女を乗せて、十勝目指してアクセルを踏み込むだけである。










  まき「なぁなぁ、ハッチバックってよぉ・・・。」

  まき「荷物スッゲェいっぱい積めんだぜ!」





  彼女「まきさんのCIVICで行ったらMD聞けないじゃん(ポテチ片手にこっちを振り向こうともせず)。」


  まき!?

























































次の日、

彼女のインテグラの助手席には、

両手にキャンプ雑誌を10冊抱えながら、

申し訳なさそうに小さく乗りこむ私の姿があった。


8月20日(火)




-----まずは8月19日(月)の一言を-----



ということで、上士幌町の「航空公園キャンプ場」に到着。


今年の帯広ツーリングで訪れたナイタイ高原のすぐ麓(ふもと)である。





このキャンプ場、

駐車場は優に300台は停めれるし、200張り以上のテントが設営可能で、

トイレや調理場も近く、芝生も綺麗。

しかも、それぞれのサイトにおいては、

なんとBBQコンロや木製のテーブル、イスまで完備されている。


これで無料ってんだからさすがは北海道である。





その広さと綺麗さと完全設備に、

運転に疲れた彼女も大喜びである。










おかげで見せ場を見計らっていた私は、











何もすることがなかった


8月21日(水)8月24日(土)


ホイールをインチアップしてから問題が一つ増えた。


タイヤとタイヤハウスが接触することによって奏でられる、

心臓に悪い耳障りな音に関して・・・

である。



これは以前の一言でも書いたが、

ありがたいことに、ここ数日の間に、

見るに見かねたメンバー達からそれぞれの助言をいただいた。



何か困ったことがあればすぐに電話やメールをくれたり

場合によっては自宅まで駆けつけてくれて

その溢れんばかりの知識と技術でいつもいつも私を助けてくれる。


チームを作って良かったし、

チームの枠を超えて良い友達が出来て本当に良かったと心から思う瞬間である。

















  【電話にて】


    川本「タイヤハウスの内側の鉄の部分を切っちまうか折り曲げちまうんですよ。」

    川本「俺もそうしてますよ!」







なるほど、それなら接触自体の解決は難しいが、

少なくとも音やタイヤが削れることに関しての問題は軽減できるであろう。

少々強引な感は拭えないが、

さすがに何でもかんでも自分でやっちまう本職ディーラーである。












  【メールにて】


    山崎「僕なら、技術も度胸もないし・・・。」

    山崎「車を傷付けるのが怖いので、潔くホイールを以前のに戻しますね。」







またまたぁ、謙遜しちゃって。

しかし実にもっともな意見だ。

AVS VS6を脱ぐのはチト寂しい気もするが、

間違いなく問題を回避する確実な方法の一つであろう。






















  【私の自宅まで駆けつけて】


    石田「インチアップの宿命だ。」

    石田気にするな。

















今までいっぱい助けてもらったし、

様々な場面ですごく頼りにしてるんだけど、

この男の意見はいつも紙一重だ。


8月25日(日)


今日は、今年度第5回目のHCOCツーリング。


目的地はパッチーワークの街、美瑛


詳しいツーリング報告は

こちらを。





2001年度に引き続き、

今年度も非常に恵まれた天気の中でのツーリング続いていましたが、

残念ながら、本日の天候は雨。



集合場所である道の駅「三笠」でも小雨がパラつき、

メンバー達の顔にも今日一日に対する不安な表情が少なからず見られましたが、

「ファームズ千代田」、「セブンスターの木」、「ファーム富田」など、

要所要所ではきっちりお天道様が顔を出し、

それどころか雨上がりの綺麗な虹まで見せてくれて、

解散時にはみんな大満足の笑顔で、

大成功のツーリングとして終了することが出来ました。


雨のおかげで道も空いていたし、

どしゃ降りでさえなければ、雨のツーリングもいいもんだなって思いました。


参加された皆様、本当にお疲れ様でした。





それにしても・・・。

「セブンスターの木」、「ファーム富田」など、

毎年、全国から何十万、いや何百万人もの観光客が、

それを見るためだけに飛行機を利用して訪れるという超有名スポットにおいても、

我々の間で飛び交う会話はやはり車の話題。


誰かがポツリと

うちらって贅沢な団体ですよねぇー

と漏らしていましたが、まさにその通り。



まずは9月6日(金)、9月7日(土)に放送されるコレだけは腰を据えて鑑賞し、

改めて北海道の素晴らしさを見直しましょう!


8月26日(月)8月31日(土)


ちょっと遅いが、お盆ということで帰省することに。


実家に帰ると、ここんとこ毎回、親父にパソコンを教えることになっている。

今回の課題は「メールが届く仕組み」。

親父も、早いとこ時代に追いつこうと、かなり必死である。










  まき「だからさ、直接メールが親父のパソコンに届くわけじゃなくて・・・。」

  まき「プロバイダーのサーバーにあるメールボックスに・・・。」

  親父「プロ・・・? サーバー?」


  まき「ま・・・まぁ、いわゆるネット上にある郵便ポストみたいなものを借りてさ。」


  親父「ちょ、ちょっと待て、メモするから。」















親父、戸棚から便箋筆ペンを用意。















おい親父、


俺は親父からいつかメールが届く日よりも、

その便箋に筆ペンで書かれた

息子よ

で始まるしわくちゃの手紙の方がとても楽しみだぞ。



    
 

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