今日は手元に2,000円。
昨日よりは遥かにリッチだ。
「今日こそは間違いなくWAXを」ということで、
駐車場に向かい、
ボンネットと天井だけが異常に眩(まばゆ)いMY シビックにキーを差しこむ。
朝っぱらからやる気マンマン、すでに準備も万端だ。

昨日のことは一切忘れて、今日は一からやり直す覚悟。
まずはいつも通りイエロー●ットで軽くシャンプーを済ませた後、
洗車同好会ではもはや定番となっている「粘土掛け」からいざスタート。
昨日2回も水垢落としをしたとは言え(←アレはWAXじゃなかったとほぼ確信した)、
ボンネットの上を滑(すべ)らせる粘土には所々ザラつくような抵抗感があり、
やはり洗車はここからやらなきゃダメだなと思い知らされる。
さてさて次は水垢落とし。
先ほども言ったが、私の心の中では「一からやり直す覚悟」。
ちっとも面倒くさいとは思わずに、
ハッチから昨晩洗っておいたスポンジを颯爽(さっそう)と取り出す。
問題なのは水垢落とし剤。
昨日使ったお試し版はすでになくなってしまったし、
WAXとして間違って使ってしまったアレも残り少ないということで、
意を決してソソクサと店内へ。
どれにしようか色々悩んだが、
私も本当の洗車を教えられてから早半年。
そろそろコレを使っても誰も文句は言わないだろうと判断した結果、
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とうとう私もシュアラスターデビュー
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何千円もするシュアラスターのWAXを購入するのはさすがに財布が気が引けるが、
水垢落とし剤くらいならミッチーや山崎さんも許してくれるハズだ。
さて、ついに念願のシュアラスターを手に入れた私であったが、
ドキドキしながら袋から取り出し、震える手でスポンジに適量を垂らして、
恐る恐るボンネットを擦(こす)り始めたその瞬間、
いきなりそこには、今まで体験したことのなかった感動の嵐がッ!
さすがはKING of WAX!
めっちゃイイ匂いッ!
私は一瞬、キャバクラの控え室に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥った。
ミッチーや山崎さんはいつもこんなスウィートな匂いの中で車を磨いていたというのか!
彼らの週に3回洗車をしたくなるという気持ちにも、今なら素直にうなずける。
効果の方はたいして昨日のお試し版と変わらんような気もするが、
それは私自身の感覚・技術のせいで、
やはりシュアラスターはすごいのだと無理やり自分に納得させる。
甘い匂いにとろけながら、
2、3時間ほどかけてじっくり全体の水垢を落とした後は、
お待ちかねのWAX登場。
値段は安いが、間違いなくWAXであるという安心感のある
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ドイツNO.1の輝き、SONAX
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を使用し、
クリーム色になりかけていた私のCIVICは、
久々に新車のような輝きを取り戻した!

水垢落とし剤を買ったくらいで駐車場を何時間も占領するのは気が引けるし、
そろそろ暗くなりかけてきたということで、身をひるがえし、自宅に戻り、
細かな傷の補修や、メッキ用コンパウンドでのマフラー磨きなど、
細々(こまごま)した作業にイソイソと取りかかる。
最後にお決まりの儀式としてボンネットの上でタオルをツツツーッと滑(すべ)らせ、
その滑(なめ)らかさに満足気にタバコを一本吹かしたところで、
本日の長かった作業もこれにて全て終了。
仲間がいなかったのがチト寂しかったが、今日の内容とその出来映えには大満足。
あまりの勿体無さに、
今まで倉庫で眠っていた車カバーなんかも被(かぶ)せてみたりするほどである。
オイオイ、次の洗車ミーティングでは、
どちらかというと俺、教える立場に回っちゃったりするんじゃねーのか?
自分で自分を誉めたいくらい色々がんばった2日間であったが、
合計3回の水垢落としを面倒くさがらなかったにも関わらず、
その晩、風呂に入って自分の垢を落とすのだけは異常に面倒くさがった
ことを最後に付け加えて、
「たった一人の洗車ミーティング」報告とさせていただく。
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